医学部 その17


3月18日に第109回医師国家試験の発表があった。 どこの大学も合格率を良く見せるために


毎年、各年次で留年を欠かさない。 但し東大、京大、阪大、九大など旧帝大はその必要はない。


合格率が低くても受験生は減らないのだ。


今年の京大は例年になく90%越を果たしたので頑張った方かもしれない。


ただ東大、京大の秀才もこれでは宝物の持ち腐れだ。


いくらいいものであっても放ったらかしで磨かなければ只の石になってしまう。


群馬と富山の合格人数は巷の噂に反して、以外に悪くない。


中には、やはい純粋に努力を積み重ねて来ている学生がいるということなのだろう。


私立の医大は合格率を維持しなければならない。 「偏差値上げ」と「受験者数増加」が命題なのだ。


しかし獨協、埼玉、杏林、東京女子、東海、北里は毎年合格率は低い。


これらの大学に共通していることは比較的留年は少ないということ。


この方針も悪くはない。


独特というか、開き直っているのは帝京だ。


毎年、大量の学生が国試を受け、大量の学生が落ちて合格率最下位近辺を維持している。


留年はもちろん多いし、卒業までの学費は5000万円~6000万円は下らないと云う。


開業医の子供で、少々勉強が苦手なお子様が通う医大なのだ。


ーーーーーーーーーー出願   受験  合格  合格率ーーーー

北海道大学医学部   114   113   105   92.9%

東北大学医学部   124   121   113   93.4%
群馬大学医学部   127   126   116 92.1%

東京大学医学部   119   113   100   88.5%
新潟大学医学部   120   116   103   88.8%

富山大学医学部   125   122   111   91.0%
名古屋大学医学部  120   119   110   92.4%
京都大学医学部    121   118   110   93.2%
大阪大学医学部    110   110   100   90.9%
神戸大学医学部    123   121   111   91.7%
山口大学医学部    109   106    87   82.1%
徳島大学医学部    110   110    98   89.1%
愛媛大学医学部    116   113   101   89.4%

高知大学医学部    120   119   102   85.7%
九州大学医学部    124   123   113   91.9%
佐賀大学医学部    108   106   97   91.5%
長崎大学医学部    112   110    95   86.4%
熊本大学医学部    108   103    92   89.3%
大分大学医学部    108   106    97   91.5%
宮崎大学医学部    125   125   109    87.2%
鹿児島大学医学部   126   125   111   88.8%
琉球大学医学部    119   119   109   91.6%
以上、国立の医大22校を抜粋。

自治医科大学医学部   114  112   111   99.1%
獨協医科大学医学部   138  135   116   85.9%
埼玉医科大学医学部   116  115   103   89.6%
杏林大学医学部      114  106   92   86.8%
慶應義塾大学医学部    117  117   110   94.0%
順天堂大学医学部     112  111   110   99.1%
昭和大学医学部      129   123   116   94.3%
帝京大学医学部      164   133   115   86.5%
東京医科大学医学部   119   105    98   93.3%
東京慈恵会医科大学医学部104   104   101   97.1%
東京女子医科大学医学部 115   115   103   89.6%
東邦大学医学部     112   109    99   90.8%
日本大学医学部     132   131   122   93.1%
日本医科大学医学部   122   122   113   92.6%
北里大学医学部     136   125   112   89.6%
聖マリアンナ医科大学医学部127  119   109   91.6%
東海大学医学部     115   110    95   86.4%
以上、首都圏の私立医大17校を抜粋。

今年も9,057人が受験し 8,258人が医者になった。 合格率は91.2%


国試浪人組では807人が受験し 460人が医者になっている。 合格率は 57.0%


この試験に合格した人の多くは記憶力に優れ、忍耐力もあり、目標達成意欲を持っている人だ。


しかし彼らのすべてが人格者という訳ではない。


上から目線の権力者志向の人は、この8,258人の内に何人いるのだろう?


今から遡る事22年。 1993年に群馬医大で医師免許を取得した人がいる。


アメリカ移植学会若手研究賞や北関東医学会奨励賞も受賞している人だ。


名前を須納瀬豊という。


22年前の今日、彼も、そして彼の家族も素直に合格を祝っていたことだろう。


人間は変わるものだ。


しかし人の命の重さだけは変わることはない。


「簡単な手術だから大丈夫」と言って尊い命を奪って来てるのは、須納瀬氏だけではない。


18人という数字が目立っただけだ。

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世の中には同じように教授を目指して功績に焦っている人はいる。


そして8258人の中には善人もいれば悪人もいる。


全てを預ける患者の心の叫びは8258人全員には届かないかもしれない。


今の国試に善人である事は条件になっていないのだから。


そんな8258人の中には、いつか高瀬舟に乗って裁きを待つ人もいないとは限らない。


その時に、喜助とその罪人とどちらをどのように裁くのかを森鴎外さまか、町のお奉行さまに聞いてみたい。


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