勝ち組でなくなる日本の玉手箱


100年前に比べて格段に情報化社会になり、情報端末が飛躍的に発展して来た結果、日本のテレビやインターネット


上の出来事は、すぐに外国でも確認が出来るのですから、画面に出る方は言葉には気を付けてもらいたいものです。


現在、キャノンやパナソニックの海外の工場が暴動を受け、操業が停止してます。これは反日デモが原因とは言えま


せん。日本人の現地のワーカーとの連帯感のなさ、画一的なものの考え方、おしつけ、上から目線など日本人として


気にしてない部分が、実際には現地のスタッフとの心のつながりを阻む要因になっていると言えます。自分たちの


やり方で交流を図ろうとするのではなく、あらゆる国には、その国の歴史と文化、風習そして歴史があります。どれほど


、その国の歴史を理解し、尊重した上で仕事をしているのか自らを顧みなければならない時期に日本は来ています。 


現場を廻るとそれがひしひしと伝わってくるのですが、永田町と、その方の地元しかしらない方には、海外の実態を


伝えても、にわか知識を読み上げるだけで意味をなさないのは明白なことでしょう。


日本人は元々稲作を中心にした農耕民族。そして高々、過去100年間で世界の上層に躍り出た新参者。方や中国、


韓国、インドなどは曾ての先進国。「曾て」というのは過去5千年を指します。日本は過去4千9百年間を発展途上国


として先進国へ遣唐使、遣隋使を送って来た国。また欧州や米国にも江戸の終わりから優秀な人材を送り出して来た国。


しかし、多くの日本人は「日本は先進国であり、過去から優秀な国民である」と言うでしょう。島国なのです。考え方が島国


レベルだと言えます。大陸を制覇していた国々の発想とは程遠いものです。確かに日本人は緻密で、まじめで、仕事に誇り


をもつ世界的には、稀な民族ですが、日本流の考え方や文化はファーイーストであり決して世界の中心にはなり得ないもの


です。その点を誤解したまま、日本企業や日本の政治家が突き進んで行くと大きな発展とは、程遠い将来が待ち受けている


のではないかと思えてなりません。世界では、あらたな出会いを遮断する村八分意識や、直線的な考え方では通用しません。


多くのエネルギーと共鳴し合い、心が繋がり合う若者が日本にも多く出てくることを期待したいものです。2030年には明らかに


アジアは変わっています。2012年4月にIMFが発表した「世界経済見通し」は2010年を基準にした場合、20年後にGDPが


どれほどになっているかを示したものです。それには2030年にはインドは日本の1.2倍へ。中国は日本の3.6倍になって


いると記されています。これは公式見通しなのですが、この数字は、あまり日本ではクローズアップされません。また2020年


には北京と上海の平均賃金は東京のそれを超えることも知られてません。中間層消費上位10か国をみると2009年1位米国


、2位日本、3位ドイツ、4位フランス、5位英国。これが2020年には1位中国、2位米国、3位インド、4位日本、5位ドイツ。また


2030年では1位インド、2位中国、3位米国、4位インドネシア、5位日本。となっています。 つまり、日本は何をもって先進国


と言えるのか、数値上ではわからなくなるのです。日本の在り方は、そろそろ変わるという事実が日本でも浸透して行かねば


なりません。そうでないと世界と共存し得ないのです。今は、世界の中で日本は共存している状況を創っているとは言えず、


あくまで企業利益に則った海外進出が主であり、国際化された民族の活動であるとは言い難いものとなっています。


2030年とは、もう遠い話でなく18年後のこと。7歳の子供が25歳になり、32歳の方が50歳を迎える年。心が通じあえる


子供達を育てて来たか否かは18年後の小学校の花壇の下に埋まったタイムカプセルの中に隠されているはずです。それは


その時、50歳になった方への玉手箱。 日本がどんな国になっているのか18年後を楽しみにしたい。


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