ベリーの記念日


「あなたは自分の人生をどのようにして決めるのか」と聞かれても答えに困る。


ただ死の間際に自分の人生に悔いが残るのかどうかだけではないだろうか。


出家して生きてる人間ではあるまいし


人生のことなど深く考えて生きる余裕などもない。


若い時は、あっという間に過ぎ去って、気が付けば育児に追われ


または出世を意識し、仕事に疲れる日々を過ごしてきた。


子供の受験に付き合ってるうちに、将来の夢を実現させてあげたいと思ったりもした。


だから高額な学費のためなら自分のことは二の次になる。


我が子が医学部に通ったら、どの親もそうなるのではないだろうか。


そしてやっと卒業し肩の荷が降りたと思ったら


地球は太陽の周りを7回も廻っていたのだ。


一日を自分の思い通りに過ごす事もせず


稼いだお金は目の前を通り過ぎて消えて行った。


しかし、いろんなことがあるにせよ、今の日本は実にいい国だと思う。


明日の食べる物に事欠くことは少ない。


お風呂は毎日入ることが出来る。


テレビはいつも視ることが出来て、路上で襲われることもない。


救急車はすぐに来てくれてただで病院まで運んでくれる。


役所でことを進めるのに袖の下を通す必要もない。


ただブランド物を買うために援助交際が後を絶たないだけだし


学校ではいじめが蔓延っているだけだ。


そして、それが家の中では気が付かないだけではないか。


しかし、そう思うと今の日本は違った意味で何かおかしい。


人間、何をしたって自由だなんて思いあがっている人も少なくない。


したいようにさせればいいだって?


間違っていることでも見過ごした方がいいって?


「今の時代仕方がない」という声が見え隠れする。


あなたは残りの人生で何をやろうと思っていますか?


これだけは果たして死にたいというものがあるだろうか?


私はただ今日できることをしようと思う。


誕生日を聞いたら、それを祝ってあげたい。


ただそんな簡単なことを積み重ねていきたい。


今日、廻り廻って動いてくれた方が誕生日のケーキはどれにしたらいいか聞いてきた。


お店に出向いて写真まで送ってくれた。


いろいろと気をもんでくれたのだろう。


私の話を聞いてお祝いをどうするか伝えてくれた人も、


お店まで出向いてくれた人も


来週の土曜日、誕生日を迎えたその人の笑顔を見たら


それだけで何か満たされるものが湧いてくるのではないかと思う。


そういう小さな満足がいくつあるかで人の人生は変わる。


だから、そんな満たされる一瞬に一人でも多くの人が出くわすようにしたい。


明日を満たすきっかけはどこに転がっているのだろう?


ストロベリーの記念日はいったい誰の心に響くのだろう?


私はいつもそんなことばかり考えている。


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