宝くじ


駅の近くに薬屋さんがあって、そこで宝くじを売っている。


過去、大きな当たりくじが出たらしい掲示物があたりにたくさん溢れていた。


その薬屋さんは「さくら薬局」。


年末も、サマーも多くの人が並ぶから、何だか当たるのかなと思ってしまう。


だから並んでみた。


何でこんなに人が行列を作ってまで買いにくるのだろう?


そう思いながら並んでいた。


何だか今回は当たりそうな予感があった。


1億円でもいいや。


家のローンを返して、子供達にもいくらか残しておいて、あとは老後の預金だな。


「お次の方、お次の方、あなたよ~。早くして下さいね」


いろいろ空想し過ぎた頭が急に現実に戻された。


丁寧に財布に入れた。 これが当たり番号だから。


さあ、仕事はどうしようか。


まあ急に会社を辞めるのもよくないから、まあそのままでいいか。


空想はまだ続く。


そんな楽しいもの思いも、必ず覚める日が来る。


宝くじとはそんなものだ。


それでいい。


一瞬の楽しい時をもらえたのだ。


高額宝くじが本当に当たったら怖いだろうね。


家内が言っていた。


そうだろうなと思った。


今日、アメリカで1880億円の当選が出た。 3人で分けると言う。


一人で約626億円。 


この当選者の5年後、10年後を視てみたい。


人生を踏み誤る人が多いと聞く。


本当にそうだろうか?


人間、何事も持てる量は生まれながらに決まっていて、それを越える欲を出したり


その持てる量を越えて蓄えたとしたら、精神的にも、肉体的にもバランスを崩し


調和の取れない日々を過ごす事になる。 


それが身体に異変を起こしアルコールに溺れ、最後には判断も誤ってしまうのだろう。


一升ますに入る量は決まっている。


それを越えるものがあったとしたら、それは私のものではない。


世の中に帰さねば。


何をするのか、よりもどうあるべきかなのだろう。 


薬を飲むように、この言葉を心の中で反すうしている。


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