年賀状


毎年、この時期になると年賀状のことで家内ともめるから


サラッと済ませたいなと思いきや


また同じような会話になってしまった。


「どのデザインがいいかなあ?」


「ねえ、見てくれない?」


「どれでも同じさ」


「何で見ないで分かるのよ」


「分かった、じゃこれでいいんじゃない」


「それはダメなのよね、申の字がないじゃない?」


「自分で決めてるなら、聞かないでくれないかな?」


なんだかんだある。


これはいつもの通りだ。


一応、全てプリンターで印刷してから見せてあげると


これまたいつものように色がかすれてるだの


なんで印刷がうまく出来ないの、とか言ってくる。


だから言ってあげた。


「なら自分でやればいいだろう」


「私は嫌なの。ちゃんとしてないと。ちゃんとしたものを出したいの」


「受け取った人は、そんな違いなんかわかりゃしないよ。」


「ダメなの。私は嫌だわ。そんなの」


「いいわよ、なら印刷の仕方・やり方教えてよ。」といってプイッとふくれてしまった。


なんて細かく、うるさい奴なんだと嫌気がさした。


これくらいのことで何で口うるさく言うんだろう。


男子と女子の違いなのか。


何なんだろう。


ちゃんとしたと思えばいいじゃないか。


少しくらいヘマもあるさ。


そんな年賀状でもいいじゃないか。腹の虫がそういう。


つっけんどうな言葉にはつっけんどうな態度が返って来た。


しかし、冷静に考え直してみると家内の言う通りかもしれない。


だんだんそんな気持ちになって来た。


受け取る人の気持ちを考えるとそうかもしれない。


他愛もないことでもちゃんとしないといけない。


多少、汚れがあったっていいじゃないかではダメなんだろう。


そう思って、もう一度家内の年賀状をすべてやり直してあげた。


どうやらプリンターのクリーニングをやってなかったことでカスレ、ニジミが出ていたのだ。


たかが年賀状。


されど年賀状だった。


長男は来年2月の医師国家試験を受けるために勉強中。のはずだ。


でも何だか卒業旅行の段取りと、勤める病院への引っ越しの手続きやらで


時間が過ぎてしまってるようで本当に勉強をしてるのか疑わしくなってきた。


昔なら、「おい勉強時間だぞ」って叱るところだ。


しかし、もう高校生の頃から頭は親を越えているのは感じ取れた。


勉強のことで親が出る幕はなくなったのだ。


そうなると距離を置いて見守るのがいい。


大学では勉強に専念してると思いきや、これもビックリ。


大学の体育会空手部の道着と黒帯が部屋に置いてあったのだ。


医学部6年生、空手をやってる場合じゃないだろう。


大丈夫なのかい?


次男は大学を卒業し社会人1年生だ。


しかし1月1日の実業団ニューイヤー駅伝のために今日も駅伝の練習中。のはずだ。


最近顔を見てない。


元気なのだろうか?


連絡がないのは元気な証拠だ。


この子たちが幼稚園、小学校の頃が懐かしい。


年賀状に子供たちの写真を添えることはもうない。


親は子離れをしないと。


これが意外と難しい。


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