The vernal equinoctial week


御彼岸です。日本独自の習俗が仏教と結びついたもの。この時期、仏教国で御墓参りをするのは日本だけ。 日本人は


年に4回も実家とか、地元や、先祖とかを意識します。祖先をうやまい、亡くなった人々をしのぶという日本人なら、すーっと


理解できること。でも外人と子供に説明するのは大変。 最後には、ただそういうものだからと納得してもらうしかありません。


「ビルマ」と言っても通じない世の中なので「ミャンマー」と言います。その国に今、日本の企業は集まり出しています。


しかし昔、そこで日本兵が30万人も亡くなっていたことを覚えている人は少ないでしょう。 ビルマ全土に日本兵の白骨が


累々と野ざらしになっていたことや、葬儀に遺髪や遺骨もない葬儀も多かったと聞きます。 そんなビルマから帰還された方


が「日本兵が敗戦後に脱走してビルマ僧になっているものがいる。」と言われたそうです。昭和18年~20年のこと。


その弔いの思いで昭和21年9月2日に書きあげられたのが「ビルマの竪琴」。 久しぶりに読み返してみました。 


私の心の奥底に忘れていたものが甦りました。 あとがきには、こうあります。


「電車に乗って出勤する往復にはよく駅頭で帰還兵を見ました。ろうのような顔色の病人たちが担架で運ばれ、看護婦さん


たちの一隊が凛々しくそれを世話していました。こういう光景を見るごとに書かなくてはならないと思いました。当時は


戦死した人の冥福を祈る記事は新聞や雑誌にさっぱり出ません。それどころか戦った人は誰もかれも一律に悪人と言った


調子で日本軍を悪人というのが流行で正義派でした。義務を守って命を落とした人たちのせめてもの鎮魂を願うことが


逆コースであると言われても承服できません。逆コースで結構です。」


明日は御彼岸。 私は日本人なんだと、ビルマの竪琴を読みなおして改めてそう思いました。


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