見て見ぬふりからの脱皮


日本はつくづく住みよい、いい国だと外国の人はいいます。 タクシー乗務員やコンビニ店員

 

の応対一つとっても相手への思いやりがうかがえるというのです。 こんな国は多くはないとも。 

 

まるでディズニーランドのスタッフの応対のように教育が行き届いているように思うようです。 

 

特にアジアの人には、そのような 国に映るらしい。  

 

「次に会うのは死んでからだよ」とラインを送ったのは今年の1月8日に自殺した”かげっち”

 

という長崎の中学3年生。 先週5月28日に教育委員会の記者会見が行われ「悪口など

 

一つ一つの事案はいじめと認められるが、自殺の原因とは断定できない」という発言が

 

公になりました。 元々、期待することは難しい。 それが日本の教育現場。 先生方は

 

問題が公になって大きな問題になればなるほど保身を貫き、事の本質から目を叛けた

 

ような発言、応対になる。 そういう事がまた長崎で公になりました。 

 

昨年5月17日、教育委員会は当時担任だった男性教諭に対して「教員としての職務上の

 

義務を怠り、教育公務員としての信用を著しく失墜させた」として減給1/10 1ヶ月間の処分

 

を下した。その教諭はすでに昨年3月より職場復帰しているが、いまだに遺族には説明や

 

謝罪を行っていないという。  

 

これが平成23年10月11日に大津市皇子山中学校の当時2年生の男子生徒がいじめ

 

苦に自殺をするに至った事件の処罰です。将来有る子供の命がなくなったというのに

 

その担任と校長は監督責任があるということで減給10%。それも1か月の間だけ。

 

そしてその担任は1年半が経って職場復帰したという。この両親に謝罪にも行かずに

 

職場復帰とは如何なものか。 今回の長崎の件は、学校行事でもリーダー的な存在だった

 

目立つ男子生徒がその的になっていました。そしてまた、みんな見ぬふり。自分が嫌われ

 

たくないし、いじめの対象になりたくないから、その人を見殺しにする。そんな心の弱さが

 

一人の命をこの世から追いやってしまったということです。

 

学校の先生方は何を診ていたのだろう。 これが日本人なんだろうか? 

 

日本は素晴らしいのだろうか?   

 

私はこの空手クラブで子供達には厳しく指導しています。これは以前も今もまったく

 

変わらない事。 帯が上になれば上の帯の子供には、より厳しく接する。上の帯の

 

子供は強くなければならないから当たり前です。 強いとは腕力が強いということでは

 

なくて心が強いという事。

 

この空手クラブではこの心を強くすることを第一義に置いて指導しています。ですから

 

心を込めて稽古をしなかったり、黒目真ん中で先生の話を聞いていなかったりしたらば

 

子供達を練習場所からつまみ出します。「目を覚ましなさい。」とこちらも真剣です。

 

手抜きをすることは出来ません。スパーリングが怖くて逃げだす子供にも、その背中を

 

押して怖さと痛さに向かわせます。 子供たちは、その時は泣きべそをかいても、それを

 

乗り越えれば、お兄ちゃん、お姉ちゃんになっていくのです。 心を鍛えるとはそういうもの

 

だと捉えています。上の帯の子供達にはより厳しく指導します。そして下の帯の子供には

 

優しくしなさい、と常々言って聞かせています。お天道さんに恥じない生き方をして欲しい。

 

人を助ける人間になって欲しい。 いつもそんな気持ちで子どもたちを診ています。

 

ですから単に空手の型を学ばせたいとか、武道をかじらせたいとかいうお話ならば、

 

他にも空手を学べる道場はやまほどあるとお伝えします。 私は心を込めて稽古をする

 

子供を育てます。ですから日頃から手抜きはさせません。そして下の帯の子供に優しく

 

接することができない子供も容赦しません。そんな道場であり続けようと思います。

 

外国の方に胸を張れるような人を育てたい。心があるという人を育てたい。そういうことを

 

大事にする道場でありたい。そういうことが結果として、いじめをしない人を育て、いじめの

 

環境に立ち向かって行く人を育むのではないかと思っています。


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